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老老介護、認認介護について(現状と問題点)

皆様こんにちは(*^^*)

秋らしい気温になってきましたね~~!!

朝晩はかなり冷えるので、皆様体調を崩されないようお気をつけください。

本日は【老老介護・認認介護】についてお話させていただきます。

“老老介護”とは、介護をする側、介護をされる側が共に65歳以上の高齢者である状態をさします。主に夫婦や兄弟などの関係で、ともに高齢でありながらどちらかが要介護状態で、もう一方が介護をするケースです。

“認認介護”とは、介護をする側、介護をされる側が共に認知症の症状がある状態をさします。認知症の症状により理解力や判断力が低下し、周囲に助けを求めることも困難になります。またお互いが認知症のため、服薬管理や体調管理ができず健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

〇老老介護の問題点

  • 家族の共倒れ

体力的、精神的な負担により倒れやすい。介護する人がいなくなってしまう。

  • 介護にかかる時間の増加

介護者の動作そのものがゆっくりな為、介護に時間がかかる。

介護度が重くなるほど、お互いの負担が加重される。

  • 介護者の社会的接点の減少、閉じこもり

外出ができなくなり、社会との繋がりが希薄になる⇒鬱や認知症になる可能性がある。

体力的にも時間的にも日常生活を送ることで精一杯になり、生活を楽しむ余裕がなくなる。

〇認認介護の問題点

  • 服薬管理ができない

「薬を飲んだ」ということを忘れてしまい、飲み忘れや飲みすぎになり体調を崩す

場合によっては命にかかわる

  • 食事・栄養管理ができない

満腹感が鈍くなることで、食べたことを忘れて過食になる

空腹感が鈍くなることで、食べることを忘れて低栄養になる

賞味期限などの確認ができなくなる

好きなものばかり食べてしまい、栄養状態が悪くなる

  • 体調管理ができない

寒暖の感覚が鈍くなり、温度調整ができず熱中症になる

のどの渇きがわからず、適切な水分摂取ができず脱水症状を起こす

  • お金の管理ができない

キャッシュカードの暗証番号がわからず、お金が引き出せない

お金がないにも関わらず買い物をしてしまう

  • 緊急時の対応ができない

緊急事態が起こった時の連絡先がわからない

緊急事態が起こっていることに気づかない

  • 火の不始末

火の消し忘れで鍋を焦がす

〇老老介護・認認介護になる原因

  • 経済的な余裕がない

介護サービスを利用するなど、第三者のサポートを利用する場合には費用がかかります。

介護サービスは原則1割負担ですが、経済的な余裕がないとサービスを控えるようになります(負担割合は人によって異なります)。

  • 他人を頼ることに抵抗がある

「介護は家族がするもの」という固定概念や「他人の世話になりたくない」といった考えが強いと介護サービスを利用することに抵抗を感じ、老老介護や認認介護に発展することがあります。その他、入浴や排せつなどは「他人に頼りたくない」と思われる方もいる為、介護抵抗が発生する要因になります。

  • 社会環境の変化

少子高齢化・核家族化・晩婚化・長寿化など、様々な問題が絡み合って出た結果といえます。

長寿高齢化によって本人の子どもも同じだけ老いるので、親が90代、子どもが70代ということも増えてきています。「子どもも高齢化のため、協力は得られない」というケースも珍しくありません。

〇老老介護・認認介護の解決策

肉体的、ストレスの限界が来る前に、家族や自分たちに合う対策を取り入れて無理なく在宅介護を続けられることが理想です。そのために「地域包括支援センター」へ相談する、「在宅介護サービス」を利用するなどして、負担を軽減していきましょう。「在宅介護サービス」についてはまた別のブログで詳しくお話していこうと思います。

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