こんにちは(*^^*)
今まで施設の種類について、たくさんお話させていただきました。
その中にあった「グループホーム」の条件の1つに“認知症の診断がある方”の表記があったかと思います。本日はその“認知症”についてお話していきたいと思います。
“認知症“とは脳の病気や障害によって認知機能が低下し、生活に支障をきたす状態を指します。数ある認知症のうち、主なものは「4大認知症」と呼ばれ、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性、前頭側頭型があり、症状が異なります。4大認知症は、認知症患者全体の90%以上を占めています。
認知症の種類
認知症の中で最も多いのが「アルツハイマー型認知症」です。
症状全体の60%以上を占めるため、認知症といえばアルツハイマー型を思い浮かべる人も少なくありません。
「アルツハイマー型認知症」の特徴としては女性の患者が多く、被害妄想や暴言、暴力、徘徊などに発展する可能性もあります。
「前頭側頭型」は症状全体に占める割合としては少ないですが、認知症の中で唯一、指定難病に指定されています。
ちなみに!!!「認知症」は病気ではなく、症状や状態の総称です。
認知症でよく聞く「記憶障害」という言葉ですが、老化で起こる“単なる物忘れ”とは異なり、以下のような特徴があります。
- 短期記憶ほど失われて、長期記憶は保たれやすい
- 体験を部分ではなく丸ごと忘れる
- 一般的な知識や身体で覚えたことは忘れにくい
また時間や場所、周囲の人々と自分の関係を理解し、見当をつける能力を「見当識」と呼び、それが低下することを「見当識障害」と呼びます。
はじめは現在の時間や日付を認識できなくなることが多く、症状が進むと自宅の場所やトイレの場所もわからなくなります。
見当識障害の順序を簡単にまとめました。
- 時間がわからなくなる
- 場所がわからなくなる
- 人がわからなくなる
★認知症の対応ポイント!
認知症の対応ポイントについて解説していきます。
まずは【共感する】。認知症は否定せずに共感して、本人の気持ちを落ち着かせることが大切です。本人は否定されることでさらにストレスとなり、認知症の症状がさらに悪化する場合もあります。
次に【自尊心を傷つけない】。認知症で見られる行動や発言を子ども扱いすると認知症の方は自尊心を傷つけられたと感じます。自尊心が傷つけられるとうつ状態になったり、コミュニケーションを取ることが難しくなります。本人の自尊心を傷つけない、本人のペースに合わせた対応や意思確認をするコミュニケーションが求められます。
最後に【距離をおくことも大切】
認知症は進行すると介護者の対応は難しくなり、負担は増えるばかりです。介護者の限界が来る前に対策を取ることが大切です。距離を取ることで本人も介護者も気持ちを和らげることができます。
★認知症を予防する5つのポイントを簡単にまとめてみました!
効果的な認知症予防は“規則正しい生活”を送ることです。確実な予防法は見つかっていませんが、発症リスクを抑えることは期待できます。
★認知症の症状を悪化させないためにも早期発見、対応
認知症の症状は種類や環境によっても様々です。また症状を悪化させない為にも、早期発見が重要です。軽度認知症の状態であれば回復も見込めるため、異変を感じたらすぐに検査を受けることをおすすめいたします。
認知症についてきちんと理解した上で接してあげることで、お互いに気持ちの良いコミュニケーションが取れることでしょう。
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